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PeakVisorは山の認識アプリです。AR画面(拡張現実)モードまたは写真からどんな山でもその名前がラベル表示されます。 また、高精度の3Dマップにより山登りの計画や山中の道案内に非常に便利に利用できます。

基本画面ではあなたの現在地が表示されています。テレポート機能を使う事でどの山でも表示することができます。

Peaks Identification and 3D maps

注:アプリをオフラインで使用する場合は事前にマップのダウンロードが必要です。ダウンロードをするにはメニュー>適用範囲の地図から好きな地域をダウンロードしてください。より詳しく知りたい方はこのチュートリアルのオフラインマップの管理セクションを参考にしてください。

チュートリアルを読みながらバーチャルデモを使ってみて、各セクションに書かれていることを実際に確認することをお勧めします。バーチャルデモではPeakVisorの全ての機能が解放されています。バーチャルデモを利用する場合はメニュー>バーチャルデモから好きな地域を選択してください。

参考までに、このチュートリアルはリンク先からパソコンでも読めます。リンク:https://peakvisor.com/tutorial_en.html

当アプリをお使いいただく中で、何かご質問やご提案などがございましたらPeakVisorチームまでお気軽にご連絡ください。連絡方法先はメニュー>開発者と話すからご確認できます。

いいハイキングをしよう!

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山を認識

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山を認識するAR画面モードが基本画面です。以下の画像のようにお使いのスマホを水平線に向けることで周囲の山が認識され表示されます。アプリの他の機能にはこの画面からアクセスすることができます。

1.1 コンパスの調整

正確に山を認識するために、時折アプリ内のコンパスの方向を調整する必要があります。この調整作業をすることで山のラベル表示がより正確に表示されるようになるのでこの調整はとても大事です。

端末上に映る山のシルエットとAR画面上に映る山のシルエットがズレている場合に、このコンパスの調整が必要になります。その場合、山のラベルを上下左右にずらしてそれぞれのシルエットが完全に重なるまで調整をしてください。この調整作業をすると山の認識が改善されます。写真を当アプリにインポート(読み込み)した時にシルエットがズレてしまっている場合についても同様のやり方で山のラベルを調整することができます。

このようなコンパスの調整作業はさまざまな理由で必要になります。まず、端末に備わっている磁気センサーは磁場ノイズの影響を受けることがあり、気温が低く風の強い環境下では特にその影響を受けるため、コンパスが正確に作動していない時が多々あることを念頭においてください。我々チームは日々改善を重ねているのでこの調整作業は自動調整になる予定ですが、今はまだ調整作業が必要なのでそこのところをよろしくお願い致します。

注:コンパスの調整に太陽の位置は良い目安になります。太陽を大きな黄色い輪に(太陽の軌道)に合わせてください。これによりAR画面でみた山のラベルとデバイス上のラベルの位置を素早く合わせることができます。

この小さな画面左下にあるコンパスアイコンをタップすると手動による調整がキャンセルされ元の角度に戻ります。

拡大アイコンをタップすれば画面の拡大レベルを変更できます。拡大するとより多くのラベルと詳細が表示されるのでもし山のラベルが表示されない場合は拡大してみてください。

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写真アイコンをタップすると現在の画面を切り取り写真一覧に保存することができます。好きなカメラアプリを使用して高品質の写真を撮影してPeakVisorにインポートすることで写真にラベルが追加することもできます。

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スタイルアイコンをタップするとAR画面の表示形式を変更できます。影を有効にした3Dマップ(バーチャルモード)か、アウトラインだけ表示したマップ(シルエットモード)か、山のラベルのみモードかのいずれかを選択できます。また、地形モードもあります。バーチャルモードはどこかにテレポートした時のデフォルトの画面であり、カメラを通したAR画面ではありません。

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3Dアイコンをタップすると現在地の3Dマップが表示されます。この機能は3Dコンパスをダブルタップしても利用できます。

1.2 山の詳細

PeakVisorは山の認識機能だけでなく、火山や丘、湖、鞍部、山小屋などの膨大な情報を提供しております。

1.2.1 簡易情報パネル

PeakVisor内の全ての情報パネルはインタラクティブに表示され、地理的特徴の詳細を知りたい場合はパネルをタップすることで簡易情報パネルから知ることができます。この機能は山、湖、山小屋、鞍部、太陽や月にもついております。各ラベルをタップすると以下の詳細や機能を含む簡易情報パネルが画面下に表示されます。

  • 選択対象の標高
  • その場の日の出や日の入りの時間(注:うまく表示されなかった場合、太陽のアイコンをタップしてみてください。)
  • 選択した場所までの距離やその場所の北緯、東経
  • 選択した場所に関する情報(注:上矢印ボタンをタップする、または選択したい場所の名前をタップしてみてください。):
  • 星のアイコンをタップして選択した場所をお気に入りリストに対象を保存する。尚、一度お気に入りリストに入れたものをもう一度星のアイコンをタップすることで解除することができます。
  • (選択した場所が半径16km以内にある場合のみ)現在地から選択場所までの行き方を調べる
  • テレポートして選択した場所までいく。
  • 飛行機アイコンをタップして空撮ビデオを撮影する

1.2.2 詳細パネル

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詳細パネルで選択した場所の地理的特徴を知ることができます。詳細パネルを開くには上矢印ボタンをタップするか簡易情報パネルを画面の上までドラッグしてください。

詳細パネルから以下の基本情報をご確認いただけます:

  • 名前
  • カテゴリー(分類)、(例:ウルトラ、14er,アルプス、Top10など)
  • 標高と突起(プロミネンス)
  • 現在地からの距離
  • 座標
  • 説明
  • 写真(ある場合)

このパネルでは選択した場所をお気に入りに登録したりその場所までテレポートすることができます。 また、このパネルから編集候補を選択することができます(ここからユーザーは写真をアップロードして情報を追加したり、間違えた情報などを訂正、改善することができます。)編集候補はテレポートボタンの隣にある三つの点(...)から開くことができます。

1.2.3 編集候補でマップを改善する

PeakVisorの詳細マップを最高のものに仕上げていくには社内チームだけではなく、ユーザーのフィードバックがどうしても必要です。もし選択した場所の写真が抜けていたり、マップでおかしな場所があったり、またアプリ上で存在するはずの山が表示されていないなどに気がついた場合、編集候補を使って修正をしてくれると助かります。あなたが送ってきてくれた情報を参考にして我々チームはPeakVisorを改善することができます。

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特に山、峠、湖などの写真を送っていただけると非常に助かります。こうしてマップの改善ができればユーザーのこのアプリの体験の向上を提供できます。出かけた際の写真がアップロードされるとされるほどに、次に出掛ける際に必要な写真がある可能性が高くなります。 

1.3 太陽と月の軌道

PeakVisorは太陽と月の軌道が表示されるので、景色とそれらの位置関係を確認することができます。太陽と月の位置やその軌道を知ることでいつ、どのように陽が差すのか把握できるのでいわゆる”映える”写真撮影を計画するときにこれは大変便利です。

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太陽または月の軌道(大きな輪)をタップすることで太陽と月の軌道パネルを開くことができます。このパネルでは以下の情報が表示されます:

  • 日の出/日の入り(日没)または月の出/月の入り時刻
  • 月相
  • 太陽(または月)の地平線に対する傾斜角(選択した場所、選択した時刻のものが表示されます)
  • 太陽/月の軌道の時刻調整アイコン(時計アイコン)
  • 太陽(または月)までの距離

お好みの場所からの太陽や月までの距離が知りたい場合もPeakVisorにお任せください。太陽や月の軌道をタップすると太陽と月の軌道パネルに表示されます。

時計アイコンをタップして出した時刻調整スライダーが表示されます。このスライダーで太陽や月の軌道を調整することで、お好みの日時における月や太陽の位置を確認することができます。

また、すぐに特定の日時の月や太陽の位置を知りたい場合は特定の日時を直接太陽と月の軌道パネルに入力してください。好きな日時を入力する方法:

  1. パネル左下にある時計アイコンをタップするパネルの表示が切り替わり現在の日付と時刻がHH:MM:DDの形式で表示される
  2. 変化させたい時間の桁部分をタップする
  3. パネルの下にあるスライダーをスライドさせてその選択した桁部分を調整する。左右の矢印をタップしても調整ができます。矢印を使うと正確に調整しやすいです。
  4. 2と3を繰り返して分、日、月、年の各桁を調整をし終えると太陽や月の軌道が選択した曜日と時刻に合わせて表示されます。

当アプリの月や太陽の軌道の予測機能などを使って、月の撮影計画を組む方法や完璧に"映える"写真を撮る方法について詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください。

1.4 距離計

PeakVisorの距離計を使えば選択した場所までの距離がわかります。画面内のラベルをタップすることで、その場所までの距離がパネルの右上に表示されます。

注:パネルが日の入り(日の出)時刻を表示していた場合、太陽のアイコンをタップして距離が表示されるパネルに切り替えてください。

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好きな場所を長押ししてカスタムマーカーをつけるとそこまでの距離を計測することができます。また、カスタムマーカーをつけた場所の簡易情報パネルを開くことができます。目的の場所付近を拡大するとより正確な目的地にマーカーをつけることができるでしょう。

1.7 画像の山をラベル表示する

PeakVisorでは山の写真を使って目的地で山をおしゃれに撮影することができます。写真を使うことで山のラベルや現在の標高などを編集することができます。スイスで撮影した写真を例にご紹介します。

PeakVisorアプリ内でも写真を撮影することができますが、他のカメラアプリで撮った写真の方がより綺麗に写真が撮れていると思うので、インポート機能を使って写真をインポートすることを推奨します。またあなたが写真をインポートすることで、PeakVisorはより正確に山を認識できるよう改善できます。

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PeakVisorのデフォルト画面の右下にあるカメラアイコンをタップするとアプリ内で写真を撮ることができます。

写真を撮った後、以下の手順にしたがって写真を編集することができます:

  1. 3Dパノラマ画面を水平方向と垂直方向に調整し、ラベルを輪郭線に完全に一致させる
  2. 山のラベルをタップしてラベルの表示を消したり付けたりする。ラベルを長押しして写真内の他のラベルを全て消すことができます。これは特定のラベルだけを写真に表示して残したい場合非常に便利です。
  3. 画面の右下にあるセルフィーアイコンをタップして、自撮り画像を追加する
  4. 写真の左下にある標高ラベルの下にある所在地アイコンをタップして写真のタイトルを編集する
  5. 画面右下にある緑色のダウンロードアイコンタップして写真を端末の写真アプリに保存する

以上で完成です。これで絶景を共有する準備が整いました。写真を#peakvisorのタグをつけてSNSに投稿したり、送信して下さると嬉しいです。

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3Dマップでナビゲーションを使う

世界中の景色や目的地までのを細かく確認することができる3Dマップ機能を使用すれば出かける際の計画が断然しやすくなります。

高精細な世界規模の地形モデルがPeakVisorにはあります。3Dマップの機能を紹介します:

  • ハイキングコースが把握できる
  • 歩道が見える
  • 山の名前が可視化される
  • 山小屋を確認することができる
  • ビューポイント
  • 駐車場

以上の全てが瞬時に画面に表示されます。気になる場所をタップすると簡易情報パネルが表示されます。このマップを見ることで出かける前に必要な情報の大部分を知ることができるでしょう。

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3Dマップを開く方法:

  1. 地面にスマホを傾ける
  2. コンパスが画面下に見えてくるはずなのでそれを二度タップする

画面右上にある3Dマップアイコンをタップしても3Dマップを開くことができます。

3Dマップを終了してAR画面モードに戻るには画面左上にあるXボタンをタップしてください。

PeakVisorの3Dマップは快適なルート検索ができるようにも設計されております。ナビ機能を使う方法:

  • 移動するー好きな場所までマップをドラッグして移動できますが、データストレージには制限があるので、この方法は短い距離の移動にのみ機能します。遠い距離まで移動したい場合はテレポート機能を使ってく
  • マップの拡大と回転ー2本の指を使ってマップを拡大したり回転することが可能です。マップの向きを変えるには2本の指を画面に押し当てたまま捻ってください。また、2本の指を画面に押し当てその指2本を離すようにスライドさせると画面が拡大されてより細かい情報が表示されます。
  • 向きを変えるースマホを左右に動かすことでマップの向きや表示を変えることができます。北アイコン(画面右上)を押すことでマップの向きを固定することができます。このアイコンを押すことでスマホを動かしてもマップが意図せずに動いてしまうことを防ぐことができます。

2.1 マップスクロール

PeakVisorは高精細な世界中の3Dマップを提供しますが、詳細マップをダウンロードできるのは画面に映している周辺地域だけです。ダウンロードするとPeakVisorはスマホのRAMを一時的に占有するので、マップをスクロールして遠くへ行けば行くほどマップの解像度が下がっていってしまいます。

なので短い距離を移動したい場合でのみスクロール移動を使用することをお勧めしています。念押しに言いますが、スクロールで遠くに行けば行くほどマップのクオリティーは下がってしまいます。遠くへ行く場合は是非テレポートを使ってください。基本的に3Dマップで好きな場所を表示したい場合、そこにはテレポートを使用して行くことが推奨されています。

2.3 インタラクティブに表示されていく地図

PeakVisorの3Dマップは瞬時に情報を表示します。山、山道、またハイキングコースでさえタップすれば AR画面モードと同様に簡易情報パネルが表示されます。詳細パネルを開くには簡易情報パネルを2度タップするかパネル内の上矢印アイコンをタップしてください。

より詳しく知りたい方は1.2 山の詳細を参考にしてください。これらのパネルはハイキングやスキーをするときにも活用できます。

[グレイシャー国立公園の3Dマップ- パシフィック・ノースウェスト・トレイル01をタップしてみました]

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具体的には次のハイキングに出かけるときに「どの山に登ろうか」とか「どのようにして登ろうか」とか計画を立てるときに活用できます。AR画面を活用する方法:

  1. 行きたい場所をタップする
  2. テレポートアイコンをタップする
  3. 3Dマップを終了する
  4. 目的地を確認する
  5. 行き方機能を使って目的地までのルートを比較する

2.4 マップモード

PeakVisorの3Dマップでは2つのマップモードが選べます。

  1. 衛生モードを使えばはリアルなマップが表示されます。このモードはマップが季節(夏/冬)によってだいぶ変わることにご注意ください。特に積雪の時はだいぶ変わります。
  2. 地形モードは森、草原、海や湖、岩などを色分けして表示してくれるのでこのモードを使えば周囲の地理がどのようになっているのか簡単に確認する事ができます。

3Dマップ表示に切り替えるには画面右上のアイコンをタップしてください。なお、画面右上に衛生アイコンかマップアイコンのどちらが表示されているかで現在のモードを確認することができます。

2.5 オフラインでのルート検索

ナビ機能はPeakVisorの誇る3Dマップの中で重要な機能です。マップを有効利用することで出かける前に目的地までのとその距離や時間などの詳細を知ることができます。

2.5.1 ルート検索のやり方

PeakVisorの3Dルート作成機能を利用すれば快適なハイキングが行えるでしょう。出かける前に必要なマップをダウンロードするだけでこれらのルート機能は全てオフラインで利用できるようになります。

注:オフラインでのマップ機能を使うにはPeakVisor Proへの加入が必要となります。

2.5.2 ルート検索 出発地/経由地/目的地

ルートを作成する時、まずは行きたい場所までテレポートしましょう。これは駐車場であったり、登山口または山小屋だったり、はたまた山頂部でもいいです。

上記の写真ではマルーン湖(Maroon Lake)にテレポートしています。実際にマルーン湖(Maroon Lake)の駐車場からルートを作成してみてることを通して3Dマップ作成機能について説明していきたいと思います。

このチュートリアル内であなたの現在地はマルーン湖(Maroon Lake)の駐車場となっていますが、このアプリ内での現在地とは以下の2つを意味していることに注意してください。:

  • 使用中のスマホのGPSが表示している場所
  • 3Dマップ内でテレポートした場所

ルートを作成するにはまずマップ上の好きな場所(山、湖、ビューポイント、ラベルが無い場所(この場合は長押しが必要です)))をタップして簡易情報パネルを開きます。

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行き方ボタンをタップしてルート検索をする。このボタンをタップするとこの場所の近くの登山口(駐車場や登山リフト)が表示されます。

ウェスト•マルーン•パス(West Maroon Pass)の場合、マルーン湖(Maroon Lake)の駐車場とエメラレルド湖(Emerald Lake)の駐車場の2つが提案され、提案された各登山口までの推定到着時間、距離、標高を比較することができます。

マップの任意の駐車場や登山口などを出発地点として選択すると選択した目的地までのルートが表示されます。

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出発点ボタンをタップするとその場所(ここではウェスト•マルーン•パス(West Maroon Pass))から現在地(ここではマルーン湖(Maroon Lake)の駐車場)までのルートが作成され、到着点ボタンをタップすると現在地から選択した目的地までのルートが作成されます。